2007/02/17佛檀店 〜 大衆食堂
仕事で三重県亀山市に行って来た。荷物にデジタルカメラを忍ばせて行ったものの、なかなか撮るべきものはなかった。
ふつうは「仏壇」と言うふうにつちへんの「壇」を用いるところを、ここではきへんの「檀」が用いられている。例えば「板金」は木の板でなく金属を扱うことから「鈑金」を社名に用いることがあるけど、同様に仏壇は土でなく木製だから、それを示すべく「檀」を用いたのかなと。思って納得しかけたけど、よくよく考えてみると、「鈑」は板状の金属を指すから「鈑金」だけど、「檀」は木製の壇を表すわけではない。むしろ紫檀や黒檀などの高級な仏壇用木材から、仏壇の高級感を強調しようとしているのではないか? なんて思ってみたわけだけどどうだろう? これが2日目の朝の話。前の日の帰りは深夜で真っ暗だったので分からなかったんだけど、上の写真を撮ったあと、相棒の運転で出勤する途中にどうしても撮影したいものを見つけてしまった。とは言え、車でないと行かれない距離。と言うわけで3日目の朝、彼が寝ているスキに社用車の鍵を持ち出し、往復30分ほどかけてわざわざ撮りに行ってきた。我ながら何やってんだかって感じだけど、ひとたびこういうことを始めてしまうと、これが宿命か……。撮影地は亀山市(たぶん、旧・鈴鹿郡関町):
最近たまたまうちの親父が「衆」の字をまさにこの看板のように書いていたのを見ていたので、その字がそのまま看板になっていて驚いた。
「厩」はおそらく異体字の数では群を抜いていると思われるけど、ここのバス停のはもっとも一般的な文字遣いだった。もとからこの字なのかな? |