2010/05/08

高徳寺の不空羂索観音

　最近、各土地の菩提寺となっている、一般的には無名の寺を廻るのが楽しみになっている。今日は、第3回となる泥地フラッグス世界大会をたまたま見に行ったついでに、近くにある真言宗の寺、高徳寺に行ってきた。

真言宗 妙雲山高徳寺

　このお寺、参道から境内から所狭しと石仏が並んでおり、それぞれに丁寧な説明が付されていて、現代の石仏とは言えなかなかのみものだった。

　が、そのなかで気になったのが、入口わきの駐車スペースにあった七観音のひとつ、不空羂索観音。

七観音

向かって左端にある不空羂索観音

　見ての通り、「羂」が「羅」になっている。個人的には誤字として扱いたい気もするけれど、ここは「羂」の異体として取り上げることとする。

　信仰の対象としてこれだけ立派に建てられたものだけに、なおさら惜しいというか、なんか残念な感じ。

本堂

　石仏の一例：

左から普賢菩薩、釈迦如来、文殊菩薩。と言っても写真の上で並べただけです、悪しからず