四条烏丸交差点近くのビジネスホテルに16:30ころチェックインしたあと、1次会が始まる18:00までのあいだ、鴨川の方へ散策に出かけた。と言いたいところだけど、17:00ころまでカメラを充電し、17:45にはホテルロビー集合なので、わき目もふらずに鴨川だけを目指して歩いたと言うのが正確なところ。首からカメラを提げていたものの、歩行速度は間違いなく旅行者のそれではなかったろう。でも、まぁ仕方ない。時間との戦いと言うことで。かつて学生時代に何度か来た覚えのあるジュンク堂書店京都店も、懐かしいと思いつつも素通り。四条通は土曜の夕方とは言え、地元の人らしき人波にあふれていたので、それをかき分けて取り敢えず鴨川に出た。
鴨川と言えば、こんな感じか:
そして対岸からこちら岸に目を戻すと……。
あれやこれや撮影したものの、そうだ、時間がない。取り敢えず先斗町だ、先斗町を歩かねば。と言うわけで、橋を渡って最初の路地を右折。そこを歩き出してようやく気付いた。鴨川に面した上の写真の店の表玄関が先斗町に沿っているわけだ。なるほど確かにきれいな家並みなんだけど、その雰囲気を残しつつも今風に改装されたような店も多いし、さらには改装中とやらで風情のないシートがかぶせられた店もあった。人通りも多いし、何だかカメラを構える気にもなれず、仕方がないから明日の朝、散歩がてら来て、静かなたたずまいのところを写真に納めれば良いか、なんて考えながら歩いた。後述するように、結局来なかったのだけど。
京都の通りの名前も少し覚えると便利なので、通りの名を唱えつつ、1次会、2次会の店の場所なんかも結果的にたどりながらホテルに急ぐ。が、結局間に合わずにメンバーから電話あり。2分ほど遅れて戻ったところ、場所の不明確な彼らはタクシーに分乗しようなどと算段している。ほんとははっきり店の場所を確定したわけではなかったけど、「いま通ってきたから! 歩いて5分だから!」などと言って無駄な散財をさせずに後を付いてこさせた。京都のお店なんかは、所在地の通りの名前さえ覚えておけば、あとは片目をつぶりながらでもたどり着けるのだ。
1次会の店は「DINING & BAR 玄玄」。ここは、メンバーの1人が以前来たことがあるおすすめの場所。そう言うだけあって、とても雰囲気の良い店だった。
2日間の旅行で唯一メンバー全員が写っている写真はこの店で店員に撮ってもらった。が、それは格子を隔てた廊下から、向かいの竹製の衝立(ついたて)に焦点の合った、全体的にピンボケのちょっと残念な写真であった。どこか仏閣の前でもう1枚くらい撮っておけば良かったものを……。
さらに2次会は三条富小路にある「雪月花」にて。こちらもおしゃれな店で、おすすめです。
店はおしゃれだったけど、飲み方はおしゃれではなかったな。個室なのを良いことに、かなり盛り上がってしまった。
知ったかぶりでタンカレイ(Tanqueray)なんてものを頼んだオレ。 Steely Dan の知る人ぞ知る名曲 Lunch With Gina に登場するジンで、以前にも頼んだことがあったもの。まぁ前回も今回も正直良く分からなかったものの、他のメンバーに紹介するためってことで……。
そんな感じで旅行者8名、酒の飲み方を知っているのか?と言う疑問を抱かれかねない金額を払い、店をあとにした。
その後、3次会に行く機運が盛り上がりつつもいったんホテルに帰ったところ、もっとも積極的だった一人が自室に入ったきり無反応になってしまった。それとは対照的に、疲れを知らないティーンズ3人はあくまで行く気満々。最終的に6人で外へ出た。自室から結局出てこなかった彼も僕も非常にラーメン気分だったため、その流れで京都に詳しい友人に電話をして、兼ねてから行きたいと思っていた「新福菜館」だの「みよし」だのの場所を聞き出したものの、それを提案した途端、メンバーの1人から、ガールズが楽しめないから居酒屋にしようと却下されてしまった。残念。
結局入った居酒屋は大したところじゃなかったので名前は挙げないけど、これならラーメンの方が良かったのでは?と思いつつ、酔っていたためそんなことはどうでも良くなっていた。
こうして京都での一日が終わり、ホテルに戻る。明日の朝は散策だ!と目覚ましを6:00に合わせて寝た……。
そして翌朝どうなったか? もちろん6:00に起きました。